代官山のまちに木造ビルの躯体が建ち上がりましたので、構造体の見学会を行います。
安全上、見学できる範囲は限られておりますが、お誘い合わせの上、ご高覧頂ければ幸いです。
近世から存在する小道と昭和初期に整備された道路に挟まれた細い三角形の敷地を有効活用するため、構造にCLT(直交集成板)を採用しています。都市における新しい木造建築の可能性を探り、耐力壁・床板共に燃えしろ設計とし、壁面と天井をCLT現し仕上げ、空間有効活用のための傾斜床パネルなどの工夫をすることで、木造躯体を身体的に経験できる内外の空間の骨格を見て頂くことができます。
詳細をご希望の方は下記メールアドレスまでご連絡下さい。
mhaa(at)mhaa.jp
日時:2018年2月17日(土) 13:00-16:00
交通:東急東横線代官山駅より徒歩7分
(お車でお越しの方は駐車場がありません。
お近くのコインパーキングをご利用ください)
設計:平井政俊建築設計事務所
構造:オーク構造設計
施工:和田工務店
CLT/集成材:銘建工業
写真雑誌「PHAT PHOTO vol.100」にT3 Photo Festival Tokyoについてのレポートが特集され、平井のインタビュー記事も掲載されています。
> PHAT PHOTO
T3 Photo Festival Tokyo is featured on PHAT PHOTO vol.100, a Tokyo based photography magazine, and also Hirai’s interview article appears on it.
> PHAT PHOTO
東京は雑居ビルの街だとも言えます。商業地域の表通りはデパートやブランドが自社ビルを持ち全フロアを専有していることが多いのですが、裏通りにはフロア貸しの賃貸テナントビルがズラリと並び飲食店や物販店が入っていたり、歓楽街だと居酒屋とかサラ金が入っていて、東京の繁華街はいわゆる雑居ビルで溢れています。これら雑居ビルはほとんどの場合、裏手に共有の階段があって、各階へはその共有階段を通ってアクセスします。共有階段はできるだけ効率よく作られることが多いので、だいたいがクルクルまわる整然とした回り階段で、これが雑居ビルのビジュアル的な特徴にもなっています。 でも、今日は雑居は雑居でも雑居ビルには目もくれず、「雑居長屋」を探して歩きました。とあるプロジェクトのための雑居長屋リサーチです。